ペンダント - treSensi - Page 2
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フィレンツェ彫りのネフライトネックレス

Pendant-013

ジェリービーンズのようにゆるやかにカーブしたフォルムのネフライトをルースとして、ネックレスに仕立てました。

 

このネフライトのルースは、もともと中国で制作されたヴィンテージジュエリーに使用されていたもの。
このようなフォルムに研磨された石は珍しく、ヴィンテージならでは魅力があります。
その為、このルースの特徴であるゆるやかにカーブしたフォルムを生かしたネックレスをデザインしました。

 

ルースの両端にはチェーンとルースを連結させるキャップのような金具をデザイン、そのキャップ全体にフィレンツェ彫りを彫刻しました。
キャップの帽子部分にはSetaというシルクラインの彫りを入れることで、丸いフォルムが優しい輝きを放ちます。
また、キャップの淵には装飾的なフィレンツェ彫りを入れることで、デザイン全体をを引き締めています。
キャップをルースの両端に着ける際の角度は、ルースの曲線に合わせた角度にセッティングしており、チェーンとの連結部には立体的な粒の装飾を溶接、その先にチェーンが繋がっています。

 

Setaの輝きはルースのリーンカラーと美しく調和しており、全体的に落ち着いたトーンカラーなので、シックな雰囲気でカジュアルにもフォーマルにも身に着けて頂けるジュエリーとなっています。

 

フィレンツェ彫り ネフライトのネックレスはこちら

 

フィレンツェ彫りの六角形ペンダント

Pendant-012

幾何学的な六角形モチーフのフィレンツェ彫りペンダントをデザイン・制作しました。

 

六角形はバランスの取れた形。「調和・安定」を意味するといわれているそうです。
六角形は、その上下左右斜め、どこに配置しても隣に六角形がおさまります。
フィレンツェの透かし彫りにも「ハチの巣」の形に透かしていく技法があり、私もモチーフとしてはデザインしやすく好きなフォルムです。

 

このペンダントは、フレーム内側のパーツとフレームのデザインを切り替える為に、フレーム内側にはめ込んだパーツの周りは、波型のような曲線の透かしをいれ小さな接点を持たせてフレームの内側に溶接しました。
波型の透かしを入れたことで、ペンダントのデザイン全体に軽やさが出てくると同時に波型の角を洋彫りタガネで削り落として、エッジに輝きをプラスしています。
ペンダントのフレーム部分には、六角形の幾何学フォルムに合わせて幾何学的な三角形を連続させた模様を彫刻しています。

 

ペンダントの中心には、Setaというシルクラインの模様を放射状に入れ、その上から小さな唐草模様の装飾を組み合わせてデザインを描いています。
またバチカンには、フィレンツェ彫りのモチーフであるアカンサスの葉脈の模様を彫刻しました。

 

フィレンツェ彫り ペンダントはこちら

 

フィレンツェ透かし彫りのダイヤネックレス

Pendant-011

フィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)を全面に装飾して天然石を留めたクラシカルスタイルのネックレスです。

 

トップの円形のサイズは約15mmと大きくはありませんが、装飾を重ねたジュエリーはとても存在感がありますので、身に着けて頂くだけで首元を華やかに彩り、透かし彫りの繊細なデザインを存分に楽しんで頂けるネックレスが完成しました。

 

透かし彫りの工程は、Semino(セミーノ)という種のような形の透かしを盤面にデザインし、ドリルで小さな穴を開けて髪の毛程の太さの糸鋸で、一つ一つの穴を透かしていきます。
裏から表からと、糸鋸をやすりの様に動かしながら慎重に透かしていきます。
見える面全てに装飾を施していくのがフィレンツェスタイルのジュエリーです。
透かし彫りが完成しましたら、その余白にサファイアを直接地金に彫り留めで留めて装飾で満たしていきます。
また、淵のフレームにはフィレンツェ彫りを入れて装飾をしていますので、チェーンから揺れるトップがキラキラ輝いて存在感をはなちます。

 

トップにはチェーンを通すバチカンを設けず、直接チェーンを本体に着けたデザインとなっています。
トップにバチカンを設けていないことで、よりトップの円形フォルムに施された装飾が際立ちます。
チェーンとトップを繋げている、小さなカップ状のパーツも手作りで一つ一つ作っています。

 

フィレンツェ透かし彫り サファイアネックレスはこちら

 

フィレンツェ彫りのカメオネックレス

Pendant-010

南イタリアの港町トーレ・デル・グレコはカメオの有名な生産地です。
この町の歴史ある工房でカメオの芸術家たちが、絵画のように美しいカメオの制作に日々取り組んでいます。
このペンダントに使用しているカメオは、そのトーレ・デル・グレコの工房で制作されたものです。
3つの立体的な花がバランスよく配置された雫型のチョコレート色をしたシェルカメオで、小さなキャンバスの中に立体的な3つの花が美しく彫刻されています。
大きな花が一輪中央に描かれていて、その花につつましくよりそうように他の花が存在しています。

 

カメオの雫型のフォルムに合わせて額縁を創り、柔らかな曲線で構成したフィレンツェ彫りを全体に彫刻しました。
額縁には、上下左右対照の位置にバランスよくガーネットを配置してアクセントとしています。
チェーンを通すバチカンには、カメオのデザインに合わせて花の模様を彫刻しています。

 

カメオの裏面にはこのカメオを制作された職人さんのサインが入っていました。
通常でしたら、裏板で覆うので裏側は見えなくなってしまうのですが、せっかくのサインを隠してしまうのがもったいないと思い、裏面には窓を作ってカメオを彫刻された方の証をいつでも見る事ができるようにしました。

 

フィレンツェ彫り カメオペンダントはこちら

フィレンツェ彫りのカメオペンダント

Order-011

展示会の際にご来場頂いたお客様のご注文品で、シェルカメオのペンダント・ブローチを制作しました。

 

カメオのルースは一つ一つ個性があり大きさも違う為、金属の枠も板をカメオに合わせたサイズで切って溶接、一つ一つ手作りで加工しています。
その為カメオのルースをいくつか展示会期間中にお持ちして、その中からお客様に気に入ったカメオをお選び頂きご注文後、制作に入るケースがございます。
こちらのペンダントも、制作用のカメオからお客様にお好きな物をお選び頂き、ブローチ兼用で使えるデザインでおつくりしました。

 

カメオに描かれた横顔女性のカールした髪、身にまとった花の装飾がとてもデコラティブな印象のカメオです。
フレームはそのデコラティブなデザインをより引き立てるような、幾何学的なシンプルさを持ちながらもより立体感を感じて頂けるような、少し深めに金属を彫り崩した模様を彫刻して、額縁のようなイメージで装飾していきました。

 

ペンダントのバチカンは折りたたんでチェーンを外せば、ブローチとしてもお使い頂ける構造になっています。
その折りたたみ式のバチカンには、フィレンツェ彫りのモチーフであるアカンサスの葉の模様を彫刻しまして華やかさをそえました。

 

フィレンツェ彫りのガラスペンダント

Pendant-007

「インプロ―ジョン」というガラスのバーナーワーク技法で、花の模様をガラスの内側に入れ込みました。
使用している「ボロシリケイトガラス」という素材は、ビーカーやフラスコなどの理化学用ガラス製品の素材として使われており、大変強度のあるガラスです。このガラスをルース素材として、ペンダントに仕立てました。

 

ぱっと開いた青い花びら。今まさに花開いている瞬間を閉じ込めたような景色で、見ていると吸い込まれるような不思議な感覚を持ちます。

 

インプロージョンで表現した花の背景は、色ガラスを乗せて色をつけて花を際立たせることもあるのですが、こちらのペンダントの背景は透明ガラスのままなので、お召し頂くお洋服の色合いが背景色となって、花の表情の変化を楽しむことができるかと思います。
花ガラスを包み込んでいる石座の爪のデザインは、波の様に曲線が連続する形となっていて花の表情をより広く見せる事ができるようなデザインとしました。

 

ガラスの直径は約3センチ。身に着けて頂くとしっかりとした存在感を感じて頂けます。またチェーンを通すバチカンのデザインは唐草の装飾をモチーフにデザインして、フィレンツェ彫りを彫刻しています。
チェーンはトップのボリュームに合わせて太めの存在感のあるフィガロチェーンをセットしています。

フィレンツェ透かし彫りのダイヤペンダント

Order-006

イタリアフィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo fiorentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)を施したペンダントトップ兼ブローチをオーダーメイドにてお作りしました。
素材は、K18ホワイトゴールド&イエローゴールドで透かし彫りを全面に施して、フレーム内側とバチカンにダイヤモンドを留めています。

 

以前制作したブローチBrooch-001を展示会でご覧頂き、こちらのデザインと同じタイプでお手持ちのチェーンを着けてペンダントとしても使えるようにしたいというのがお客様のご注文でした。
このペンダントはイエローとホワイトのコンビジュエリーで、縁のフレームはイエローゴールドで制作しており、ポイントカラーとしてジュエリーを引き締めています。その淵の部分には、ジュエリーの丸いフォルムに合わせた流線的な装飾のフィレンツェ彫りを彫刻しています。

 

バチカンは折りたたむことができる構造になっているので、チェーンを外してバチカンを後ろにたためばブローチとしてお使い頂くことが可能です。バチカンのデザインは本体の透かしのデザインに合わせた曲線的なフォルムになっています。
バチカンにもダイヤをパヴェ留めしており、トータル1カラットのダイヤモンドを使っているので、大変華やかにきらめく美しいクラシカルなジュエリーが完成しました。

フィレンツェ彫りのカメオペンダント

Pendant_Brooch-006

イタリアで制作されたシェルカメオを使用した、ペンダントトップ兼ブローチを制作しました。
こちらのシェルカメオ、彫刻されているエレガントな女性が小さな一粒石のネックレスを首元にまとっています。
なかなか今までに見たことのないカメオでしたから、見た瞬間大変気に入りジュエリーの素材として購入しました。

 

カメオのフレーム枠全体にフィレンツェ彫りを彫刻して、額縁のようなイメージで装飾しました。
また彫りの模様とカメオの間にもう少しメリハリが欲しかったので、より線を溶接したことで、よりクラシカルな雰囲気になったかと思います。
バチカンは折りたためる構造になっており、折りたたんでブローチとしてもお使い頂けるように制作しております。

 

私がいつも制作するうえで思うこと。カメオという素材は絵画の様で、その芸術作品を囲むフレームは額縁の様な存在となるようにデザインをしています。額縁は被写体を際立たせて、引き締める存在でなければと思っています。
絵画も額縁との組み合わせ次第でその良し悪しが変わってきます。
フィレンツェ彫りは繊細な模様を彫刻することができるので、カメオという素材と組み合わせる枠としては、とても素晴らしい技術だと思っています。


<SOLD OUT>

フィレンツェ透かし彫りのガラスペンダント

Pendant-005

フィレンツェの伝統的な透かし彫りを施したペンダントで、イタリアフィレンツェの留学がそろそろ終わる頃、日本に帰国する直前に完成させた作品です。
フィレンツェでは「ハチの巣」(Nido d’ape)と言って、六画形に地金を透かしていく技法があります。
このハチの巣の技法を使ってイタリアの留学生活の最後に何かペンダントを作りたいと思い、ガラスを組み合わせてペンダントをデザイン制作いたしました。

 

このハチの巣の形の透かしは、糸鋸をやすりの様に使って表、裏と交互に少しずつ透かしていきます。
通常の種の形の透かしと比較しますと一つの穴の形が六角形になりますので、完成まで膨大な時間を費やします。
フィレンツェの工房でも今では手掛けるところが少なくなってきていると聞きます。

 

六角形同士の壁はできるだけ可能な限りに薄くしていきます。
六角形の透かし同士の壁となる金属の厚みは薄いのですが、段ボールの様な構造で上からの圧に対しては大変強度があります。
また透かしをした部分を淵で囲むことでより一層強度が出ます。

 

蜂の巣の模様を背景とするように、中心には立体的な花を閉じ込めたような装飾が入ったガラスをセッティングしています。
バチカンはペンダントの中のパーツに合わせて、連動するようなフォルムにデザインしています。
全面に透かしを施したジュエリーはレースの様にクラシカルでエレガントな軽やかさを感じさせます。

フィレンツェ彫りガムランボールのペンダント

Pendant-008

インドネシアのバリ島にガムランという青銅製の楽器があります。
その楽器と同じ響きを奏でるガムランボールという工芸品がバリ島にはあります。そのガムランボールをオマージュしたペンダントをつくりました。
treSensiの名前の由来(イタリア語で3つの感覚という意味)「視覚」「触覚」「聴覚」の内の、「聴覚」を楽しませてくれる音の鳴るジュエリーです。

 

バリ島で購入できるガムランボールは表面に粒の装飾でデザインを描いているものが多いのですが、このペンダントはボール本体をフィレンツェ彫りで装飾しています。

 

まずSetaとうシルクラインの装飾を施して、その上から小さな唐草の模様で雪の結晶のようなデザインを描いています。シルクラインの柔らかな輝きの上に、フィレンツェ彫りの細かな彫刻を施していることで、ボールが胸元で揺れるたびに優しい光の中でキラキラと彫りの装飾が輝きます。

 

トップの球体の大きさは15mmとボリュームがあるので身に着けて頂くと存在感を感じて頂くことができるかと思います。サイズバリエーションは10mmと15mmの二種類のサイズ、素材はシルバー925、K18イエローゴールド、K18ホワイトゴールドがございます。

 

※音色の大きさはボールのサイズに比例しますので、大きいタイプの方が音色の響きも大きくなります。