フィレンツェ彫りトルマリンのメンズリング
フィレンツェ彫り&透かし彫りのメンズリングをご注文頂きました。
今日は、オーダー頂いたメンズリングのご紹介をしようと思います。
以前お作りした、フィレンツェ彫り&フィレンツェ透かし彫りのメンズリング( Order-016 )
こちらをご覧になったお客様から、リングをご注文頂きました。
treSensiのお品物は女性向けにデザインしておりますが、男性のお客様のジュエリーは
オーダーにて承らせて頂いております。
女性向けと男性向けでデザインなども変わってきますので、もしご興味がございましたら
お気軽にお問い合わせを頂ければと思います。
今回は、お客様がお持ちのトルマリンを使ってリングをデザインしました。
ラフデザインを描いて、何度かやり取りをさせて頂き最終的なデザインはこちらに決定。
以前お作りしたリングのベースのデザインを生かしながら、お客様のご要望を取り入れてリングの幅や透かしデザインなどデザイン詳細の細かいところまでを詰めていきます。
お預かりしたルース。
オーダーメイドのルース預かりは、承れる場合と承れない場合がありますので
気になる方はお問い合わせ頂ければ幸いです。
シルバーの地金を丸めてリングの土台を作り、ドリルで穴を開けて透かしていきます。
今回は、石座はお客様のご要望でK18イエローゴールドでお作りすることになったので、
こちらはワックスで制作していき、最後に合体させる予定で制作を進めます。
画像の青いものがワックスといって、ロウソクの様に柔らかいのでサクサクと削ることができます。
そして、今回お客様のご希望で百合の紋章をリングの側面左右に組み入れる事になりました。
とっても小さな百合の紋章を金属の板からくり抜いて、ヤスリと糸鋸で成形していきます。
とっても小さいので制作するのは、なかなか苦労しました、やはりエッジの尖りに限界があるので、
エッジが出ていない部分は、最後に組み立ててからタガネで彫ってシャープにしていく予定に。
こんな感じで、透かしのサークルに組み入れていきます。
デザインに馴染むように、ただ着ければよいというわけではないので、ここら辺は
透かしのバランスやどういう風に新しいデザインを組み入れるかなどは腕の見せ所かなと思います。
パーツを溶接して組み立ててから、彫りを入れて完成したお品物がこちらです!
石座は、透かしのサークルのセンターに浮かび上がるダイヤ型に合わせて
四辺に曲線を付けたダイヤ型の石座をデザインしました。
デザインは違和感なく溶け込んでいるのですが、イエローゴールドなのでルースを際立たせて
くれていますね。
側面左右の百合の紋章。
百合の紋章はフィレンツェの紋章でもありますね。
少し目立たせたかったので、サークルの淵にミルを入れてみました。
クラシカルで素敵な雰囲気になりました。
先日お渡しをさせて頂き、とっても喜んで頂きました!
この度は、ご注文頂きましてありがとうございました!
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