「インプロ―ジョン」というガラスのバーナーワーク技法で、花の模様をガラスの内側に入れ込みました。
使用している「ボロシリケイトガラス」という素材は、ビーカーやフラスコなどの理化学用ガラス製品の素材として使われており、大変強度のあるガラスです。このガラスをルース素材として、ペンダントに仕立てました。
ぱっと開いた青い花びら。今まさに花開いている瞬間を閉じ込めたような景色で、見ていると吸い込まれるような不思議な感覚を持ちます。
インプロージョンで表現した花の背景は、色ガラスを乗せて色をつけて花を際立たせることもあるのですが、こちらのペンダントの背景は透明ガラスのままなので、お召し頂くお洋服の色合いが背景色となって、花の表情の変化を楽しむことができるかと思います。
花ガラスを包み込んでいる石座の爪のデザインは、波の様に曲線が連続する形となっていて花の表情をより広く見せる事ができるようなデザインとしました。
ガラスの直径は約3センチ。身に着けて頂くとしっかりとした存在感を感じて頂けます。またチェーンを通すバチカンのデザインは唐草の装飾をモチーフにデザインして、フィレンツェ彫りを彫刻しています。
チェーンはトップのボリュームに合わせて太めの存在感のあるフィガロチェーンをセットしています。