Portfolio Tags ペンダント
-1
archive,tax-portfolio_tag,term-pendant,term-108,stockholm-core-2.3.2,select-theme-ver-8.10,ajax_fade,page_not_loaded,,qode_menu_,wpb-js-composer js-comp-ver-6.7.0,vc_responsive
イタリア フィレンツェ彫り ピンクサファイアペンダント

Pendant-021

ピンクサファイアの雫型ペンダントトップです。ピンクサファイアを雫フォルムの空洞の中心に丸環で配置しており、身に着けて頂いた時にユラユラと揺れるデザインになっています。

 

「雫」というと私はいつも揺れるイメージを想像します。それはフォルムというよりも水などの物質的な「雫」のイメージからきているからかもしれません。揺れるものに、人は注目しやすく視界をつかまれます。私はピアスなどでも揺れるアイテムが好きですし、雫をモチーフとしたジュエリーもいくつか制作してきましたが、揺れる事を取り入れ意識的にデザインすることが多くあります。

 

こちらのペンダントは雫本体の揺れというより、雫の中に揺れるアイテムを取り入れてデザインしました。ピンクサファイアの鮮やかなピンク色が雫フレームの中で優しく揺れて視界を楽しませてくれるジュエリーアイテムとなっています。

 

雫フォルムのフレームには彫りをいれて、中心部の柔らかくカーブした膨らみの部分には、フォルムの柔らかなテクスチャーをより感じて頂けるように、シルクラインの彫りを入れています。金属という固い物質ですが、シルクラインを入れることによって、輝きも優しくなり柔らかな印象に見せることができます。

 

 

イタリア フィレンツェ彫り イチョウペンダント

Pendant-020

以前お作りしたオーダーメイドのイチョウモチーフのペンダントトップ。お客様からのご厚意でtreSensiの通常ラインの作品としてお取り扱いをさせて頂く事になりました。以前お作りした作品とはルースや彫り模様のデザインなどに少々変化を加えて新たに制作を致しました。

 

8枚のイチョウの葉をモチーフとしたペンダント、左右対称のデザインのセンターには黒蝶真珠を配置しました。また以前制作したものはお客様のご要望でメレダイヤをフレームに留めていたのですが、こちらはフィレンツェ彫りの模様をフレーム全体に入れて装飾しています。

 

チェーンを通すバチカンも同様にイチョウのフォルムに合わせた彫り模様をデザインして彫刻しています。チェーンはペンダントの大きさに合わせて、存在感を感じて頂けるような太さ・デザインであるスクリューチェーンをセットしています。

 

イチョウの葉のカーブした曲線に合わせて透かしを6カ所施していますが、透かしの模様が花びらの形のようにも見えます。様々な角度から変化を楽しめるジュエリーとなっています。

 

フレームには、フィレンツェ彫りの伝統的な唐草模様を装飾しているので、石は留めていませんが彫りのキラキラとした繊細な輝きが見る方の目を楽しませ存在感をしっかりと感じて頂けます。黒蝶真珠はしっとりした照りのある落ち着いた輝きなので、クールでシックな雰囲気で装っていただくことができます。

 

 

イタリア フィレンツェ彫り イチョウペンダント

Order-019

お客様がお持ちの真珠のペンダントトップ。今回こちらのペンダントにセッティングされていた真珠を用いて、新たに違うデザインのペンダントへお作り替えになりたいとご注文を頂きました。

 

オーダー頂いた際にお客様から一つリクエストがありました。それは、イチョウの葉をモチーフとしたペンダントをデザインしてほしいとのご要望でした。ウェッジウッドのお皿に描かれたイチョウにとても惹かれていらっしゃるとのことで、イチョウを今回のペンダントのモチーフとしてご希望されていました。

 

日本のイチョウといえば、イチョウ並木が大変有名で美しい景色を見せてくれる秋の風物詩の一つでもあります。ちょうどこちらのペンダントをデザインしたタイミングが、紅葉シーズン中ということもあって、イチョウ並木の道に落ちていたイチョウを拾ってアトリエに持ち帰り、眺めつつデザインを考えました。

 

こちらのペンダントには透かしを取り入れてほしいというリクエストも頂いていたので、イチョウのフォルムである湾曲したカーブを生かして透かしを組み入れた左右対称のデザインとしました。6枚のイチョウの葉の中心には、メインとなるように真珠をセッティングしています。

 

チェーンをセットしたバチカンは、湾曲したイチョウの葉っぱのカーブに合わせたフォルムにデザインをしています。6枚の葉っぱを取り囲むフレームにはお客様がお持ちのジュエリーから取り外したメレサイズのダイヤモンドをセットして、余白を埋めるようにに唐草模様のフィレンツェ彫りで装飾しています。またバチカンにもダイヤモンドを留めています。イチョウはより本物のイメージに近くなるように、葉脈などを丁寧に彫りこんでリアルな質感を表現しました。

 

イタリア フィレンツェ彫り カエルペンダントトップ

Order-017

お客様がお持ちの真珠のリング。こちらに使われていた真珠を使ってペンダントトップに作りかえたいとご注文を頂きました。色々ヒアリングをさせて頂く中で、お客様はカエルがお好きなカエルコレクターだということがわかり、それならとカエルのペンダントトップをリクエスト頂きデザイン・制作させて頂きました。

 

真珠のキャップとなるパーツにカエルのあごより上部分の顔をデザインして真珠に被せていますが、完成品は一見するとすぐにカエルであるとはわかりません。
しかしよくよく見るとカエルというさりげないデザインとなることを意識して制作しました。
キャップ部分はカエルの上部分の顔、真珠にあたる場所はカエルの柔らかな体につながっていくアゴ周りをイメージしてデザインしています。真珠のマットで優しい輝き・美しい白さが、カエルの有機的で優しくて柔らかな体をイメージさせます。

 

また、ホワイトゴールドで制作したキャップ部分である顔全体には、「グラニータ」というフィレンツェ彫りを施しています。こちらの彫りをいれることで、金属の輝きが鏡面では無くマットな質感になります。
鏡面の輝きを彫りを入れて抑えることで、金属の色味もより白く見えてきますので、真珠の白い色と金属のキャップが大変よく馴染んでいます。
またカエルの目にはメレサイズのダイヤを留ました。目元にダイヤの輝きを入れることで、カエルらしい愛嬌のある表情になるように仕上げました。

フィレンツェ彫りシェルカメオネックレス

Pendant-019

花のコスチュームジュエリーを美しく身にまとった横顔の女性が描かれたシェルカメオ。そのカメオとリボンのモチーフを組み合わせたネックレスです。

 

私にとってカメオという素材は小さな絵画の様な存在であって、その芸術作品を囲むフレームは額縁の様な存在となるようにデザインしなければならないと考えています。
額縁は被写体を際立たせて、引き締める存在となるように、幾何学的なフィレンツェ彫りの模様を連続させて彫刻しました。
少し深めに金属を彫り崩して彫刻しているので、ヨーロッパの木製アンティークの額縁の様に永い年月を経てきたような雰囲気を感じて頂けるかと思います。

 

ヨーロッパのアンティークの額縁ではその上部にリボンが配置されたヴィクトリアンスタイルのものが多く存在します。
そんなイメージにもインスパイアされて、ネックレスの額縁とチェーンを繋いでいる場所には、K18イエローゴールドで作った小さなリボンを組み合わせて華やかなエッセンスを添えてみました。
このリボンのデザインは金属の固さを感じさせない様、裾は柔らかくなびくようにカーブさせ、蝶結びの結んだ輪の部分もふっくらとしたフォルムになるように意識しながら制作しました。
リボンの中央にはワンポイントのアクセントとして、メレサイズのダイヤモンドを留めました。身に着けて頂くと胸元がパッと華やかになるペンダントが完成しました。

 

フィレンツェ彫り シェルカメオネックレスはこちら

 

フィレンツェ透かし彫りの真珠ペンダント

Pendant-018

フィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)で装飾して中央に真珠を配置したクラシカルスタイルのネックレスです。

 

中央に配置したパールは、円形のペンダント中央に浮いているように見せたかったので、パールを固定する金具をできるだけ小さくシンプルにつくりました。
その為、正面から見た時にパールの背景となる金具がほとんど見えず、パールを固定している丸線のみが見えてくるので、真珠があたかも宙に浮いているかのようにくっきりと空間に浮かび上がります。

 

また透かし彫りが施されたパーツの連続した曲線によって浮かびあがる空間は、まるで花の造形の様なフォルムにも見えてきて、このペンダント全体の装飾のエッセンスにもなっています。

 

ペンダントに組み合わせたチェーンは短めにおつくりしているので、身に着けた時にちょうど首元にペンダントトップが位置します。
パールの背景に金属は殆ど存在しないので、パールの淡い優しい色合いが肌の上でとても美しく映えてきます。
またペンダントのフレームには、円形のフォルムに合わせて流れるような流線状の模様のフィレンツェ彫りを彫刻して、バチカンには葉脈模様の彫りを施してました。

フィレンツェ彫りのガラスペンダント

Pendant-017

「ボロシリケイトガラス」という素材は、ビーカーやフラスコなどの理化学用ガラス製品の素材として使われており、大変強度があると同時に軽く透明度の高いガラスです。
このガラスをルース素材としてアメジストと組み合わせて、シルバーのペンダントに仕立てました。

 

ガラス内部に見えるキラキラとした質感は、ダイクロガラスというガラス素材をボロシリケイトガラスに溶かしこんでいる為です。
このダイクロガラスというガラス素材は、金・銀やチタンなどの金属をガラス板に真空蒸着させたもので、まるでオパールの様に様々な色彩に輝きます。
このダイクロガラスをボロシリケイトガラスに溶かし込むことで、様々な色や質感をガラスに与える事ができるのです。

 

ガラスの直径は約30mmと存在感のあるサイズ、金属とガラスのキラキラしたテクスチャーのそれぞれのコントラストを感じて頂ければと思い、あえてガラスの一部を金属で覆いこむようなデザインとしています。
通常、石を留める時は表面から地金を叩いて石に爪を倒して留めていくのですが、このペンダントは表から金属でガラスを覆い背面へと倒して留めています。
デザインがモダンでコンテンポラリーな雰囲気となっているので、フィレンツェ彫りもデザインに合わせてモダンなテクスチャー模様を彫刻しました。

 

またバチカンにはアメジストを組み合わせています。ガラスと天然石を組み合わせることで、素材それぞれの価値を高めながらジュエリーにボリュームを持たせています。
手作りのガラスと、自然の産物である天然石の色合いやテクスチャーの違い、それぞれを楽しんで感じて頂けるジュエリーが完成しました。

フィレンツェ透かし彫りのダイヤネックレス

Pendant-016

フィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)
を施したクラシカルスタイルのダイヤモンドネックレスを制作しました。

 

素材はK18イエローゴールドとホワイトゴールドのコンビジュエリー。
石座とフレームをイエローカラーに、そのイエローを挟みこむようにバランス良くホワイトゴールドカラーを配置して2色のカラーバリエーションを楽しんで頂けるようなデザインとしました。

 

センターダイヤは0.5ct。そのダイヤの周りに、小さなメレダイヤ(0.08ct)を留めています。
メレダイヤが留まっている三角形の金属の盤面はダイヤのサイズギリギリの大きさに透かしていますので、身に着けて頂くとメレダイヤの存在が大変際立ち、肌の上で浮いているかのようにキラキラと輝きます。
透かしのフォルは中央のダイヤを囲むようにデザインしました。その透かし全体のフォルムを見て頂くと太陽やお花のような形が浮かび上がってきます。

 

センターストーンの石座は石を留めた後に、タガネで花びらのようなフォルムに彫刻をしています。
ダイヤモンドを優しく包み込む花びらの様なイメージです。

 

こちらのネックレスは丸いトップのフォルムを際立たせたかったので、チェーンを通すバチカンは設けず、パイプ状の手作りの金具にチェーンを固定して直接本体に設置しました。

フィレンツェ彫りブルートパーズペンダント

Pendant-015

ブルートパーズをセッティングした、フィレンツェ彫りのシンプルなペンダントトップです。
石が留まっている「石座」。この部分への模様彫りにはいくつか種類があります。
フィレンツェのジュエリーは、石を留めたり透かし彫り、フィレンツェ彫りを施して全ての面を装飾していきます。
小さな石座などの場合はシンプルなヘアラインの装飾を入れたり、また面積が広くなると模様彫りを施したり、彫刻する面積やジュエリーのデザインによって、彫りの模様をどのようなデザインにするかを考えていきます。

 

最初にジュエリーのデザインをする段階で、彫りの模様を考える時もありますが、私は立体が出来てから彫りの模様を考える事が多いです。
ジュエリー全体のデザインを眺めながら、その盤面にふさわしい模様はどのようなものか、考えるのもまた楽しみの一つなのです。

 

彫りの模様の多くはイタリアフィレンツェの彫金学校のマエストロから学びました。
また学んだベースとなる模様を生かしながら、自分流にアレンジすることもあります。
このペンダントは、彫金学校に在学中に石座への模様彫りをマエストロから学びたく、いくつかシンプルなペンダントやリングをつくり彫刻した作品の一つです。

フィレンツェ彫り リーフネックレス

Pendant-014

シンプルなリーフ(葉)モチーフのネックレスをつくりました。アカンサスの葉や様々な植物の葉は、その造形の美しさからフィレンツェ彫りの代表的なモチーフとして度々扱われています。

 

このリーフネックレスは「Granita」(グラニータ)というフィレンツェ彫りの彫刻技法で装飾しています。
Granireは「粒上にする」という意味。この彫刻技法は主に植物の装飾に施します。
フィレンツェのジュエリーで植物の葉をモチーフとするものの多くは「Granita」という模様をベースに彫刻されています。
Granitaを施してその上から、葉脈を彫っていくのですが「Granita」をベース金属に入れることで、その上に彫刻した葉脈がキラキラとより輝き際立ちます。

 

葉脈を入れる際は、できるだけそのラインがなめらかになるように彫刻していきます。
自然の柔らかで優しい美しさを表現するには、ラインの一本一本の表現がとても大切になってくるからです。
葉脈のラインの方向・位置を決めたらゆるやかにカーブさせながら一度で彫り切っていきます。

 

このシンプルなリーフネックレス。バチカンを付けるとバチカンの存在感の方が大きくなってしまうと考え、チェーンは葉の茎の部分をくるっとカーブさせたデザインにし、その中にチェーンを通しました。

 

フィレンツェ彫り リーフネックレスはこちら