シルバー - treSensi - Page 2
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フィレンツェ透かし彫りのブレスレット

Bracelet-003

透かし彫りを施した10mmほどの小さな丸いデザインと長方形のパーツを組み合わせたブレスレットです。
長方形のパーツは、彫りが入った丸いパーツとのコントラストを感じて頂きたかったので、彫りは入れずにシンプルに光らせて仕上げています。
その為、treSensiのジュエリーの中では比較的モダンな印象のブレスレットが完成いたしました。

 

丸いパーツにはフィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)を施しています。
丸いパーツに透かし彫りをすることによって、中央のダイヤ形のフォルムは4点の小さな接点でのみフレームと接して、くっきりとダイヤのような形が浮かび上がっています。
その形はまるで夜空でキラキラと光る小さな星のようだったので、このブレスレットには「Stelline」という名前を付けました。

 

フレームには三角形の模様彫り(Triangolo)を入れて、中央のパーツには星の輝きを感じて頂ける様な模様を彫刻しています。
丸いパーツは表面と同様に、裏面までしっかりとフィレンツェ彫りを彫刻していますので、どちらの面から見ても彫りの美しさを感じて頂けるようになっています。
ブレスレットの金具はT字バーとなっているので、片手で簡単にお付けいただくことが可能です。

 

フィレンツェ透かし彫り ブレスレット「Stelline」はこちら

フィレンツェ彫りのバングル

Bracelet-002

フィレンツェ彫りの模様を盤面いっぱいに敷き詰めた、シンプルなバングル。
フィレンツェ彫りの模様の美しさを皆様に知って、見て頂きたいと考えてあえてシンプルなバングルを制作しました。シンプルなバングルであれば彫る面積も広く取ることができ、フィレンツェ彫りの模様を盤面いっぱいに描く事ができると考えたからです。

 

このバングルは、イタリアフィレンツェで学んだGirarino(ジラリーノ)という模様を全面に彫刻しています。
Girarino というイタリア語は、Girare(回す・回転する)に-ino(小さい)という接尾語がついた言葉。
クルッと回った小さな唐草のことを表現しています。
この小さな唐草同志を組み合わせた集合体で、大きなデザインを描いて、ジュエリー盤面の模様を装飾していきます。
唐草の組み合わせ次第で、どのような盤面にも美しくデザインを形成し彫刻していくことができます。

 

この繊細な唐草模様は、setaというシルクラインの彫りの上から彫刻しています。
下地にシルクラインの彫刻を施すことで、より唐草の模様が浮かび上がり協調されて見えてきます。

 

バングルに施された細かい彫りは、身に着けて頂くとキラキラと輝き存在感を放ちます。
バングルのデザインはとてもシンプルなので、服装を選ばずラフでカジュアルなスタイルにも身に着けて頂くことができるかと思います。

フィレンツェ彫りリング

Ring-011

幼い頃にシロツメクサで作った花冠。学校が終わると急いで家に帰りランドセルを置いて、公園で待ち合わせした友達と一緒に、シロツメクサを摘んで一本一本熱心に編み込んで作った記憶が今でも鮮明に残っています。
そんな思い出のシロツメクサの花冠をモチーフに、リングをデザイン・制作しました。

 

制作の工程は、まず棒状にした金属を叩いてリング状に丸くして溶接してから、ふんわりとカーブさせたフォルムをヤスリで丁寧にすり出して成形していきます。
ヤスリですり出していくとき、植物の柔らかくて優しいフォルムを印象付けられるように360度様々な角度から形を確認しながら、できるだけ形も均等になるように意識しながら成形しています。
金属は固くて冷たいものですが、その印象を感じさせないように、時間をかけて丁寧に形を作りこんでいきます。

 

シロツメクサの丸い花同志をつなぐ膨らんだ部分には、Setaというシルクラインの彫りを全面に入れています。
シルクラインの彫りを入れることで、金属の輝きがマットになり植物のようにあたたかくて優しい印象を与えてくれます。
また丸い花の部分には、粒状の装飾を全面に打ち込んで花の立体的なテクスチャーを感じて頂けるような表現にしてみました。

 

シロツメクサの花冠リングはこちら

フィレンツェ彫りのピアス

Earrings-005

フィレンツェ彫りの技術を用いて、タイの仏教芸術のデザインを彫刻したピアスをつくりました。

 

イタリアフィレンツェの彫金学校で学んでいた時に制作したブレスレット(Bracelet-001)と同じ彫刻の仕方・同様の種類のタガネで模様を彫っています。
タイの仏教芸術のデザインを彫刻している為、一見すると和彫りの様なアジアンテイストの印象を与えますが、フィレンツェ彫りを彫刻するタガネを使って絵柄を彫刻しています。
フィレンツェ彫りの模様を彫る時よりも、線の強弱をより強調しながら筆で絵を描くかの様に、タガネを動かしながら模様を彫刻していきました。

 

このピアスは、銀の板に模様を彫刻してから、中のデザインのフォルムに合わせて板を切っていきました。
ピアスとしてある程度の大きさ・存在感が欲しかったのですが、デザインを彫刻した板のサイズが大きくなると、板の平面の印象が協調されて立体感が無く単調になってしまう恐れがあったので、デザインを半分に分割して、耳たぶに着けるパーツと下のパーツを丸環でつなげて揺れるタイプのピアスにしました。
そうすることで、ピアス本体の揺れる動きが協調され、デザインの単調さを無くして立体的な動きを感じて頂けるピアスになりました。
仕上げに黒く燻してアンティークの様な風合いに仕立てています。

 

フィレンツェ彫りタイ仏教模様のピアスはこちら

フィレンツェ彫りクロスピアス

Earrings-004

Semino(セミーノ)という種の形をしたフィレンツェの伝統技法である透かし彫りを、4か所十字の形に配置するとクロスのフォルムが浮かび上がります。その浮かび上がったクロスをモチーフとしたピアスをつくりました。

 

100年以上前に作られたアンティークジュエリーにもクロスがモチーフとされたジュエリーは多くあり、聖職者に限らず、身に着ける人を守ってくれるお守りのような存在として好んで身にまとわれる方も多くいたそうです。
私もイタリアに住んでいた時に国内国外、数々の美術館を回ったのですがクロスモチーフのジュエリーの数々を見てその華やかな美しさに目を奪われました。
クロスというと神聖なモチーフというイメージが先行しますが、多くの貴族の女性たちを華やかに彩ってきた様子が想像できるようでした。

 

treSensi オリジナルのクロスモチーフのジュエリーを制作したいと思い、まず最初にリングをつくりました。

 

フィレンツェ透かし彫り クロスリングはこちら

 

そして、こちらのピアスはリングとセットで使って頂けるようなおそろいのデザインで制作しました。
リングは、中央にルビーをセッティングしていますが、こちらのピアスは本体のサイズも大きくないので中央に丸い粒を溶接してアクセントとして立体感をプラスしました。
クロス本体に彫刻した彫りの模様は、リングと共通のデザインとなっており、クロスにはフォルムに合わせた模様を彫刻。
淵にはミル打ちを入れてクラシカルに仕立てました。

 

フィレンツェ透かし彫り クロスピアスはこちら

フィレンツェ彫りブルートパーズペンダント

Pendant-015

ブルートパーズをセッティングした、フィレンツェ彫りのシンプルなペンダントトップです。
石が留まっている「石座」。この部分への模様彫りにはいくつか種類があります。
フィレンツェのジュエリーは、石を留めたり透かし彫り、フィレンツェ彫りを施して全ての面を装飾していきます。
小さな石座などの場合はシンプルなヘアラインの装飾を入れたり、また面積が広くなると模様彫りを施したり、彫刻する面積やジュエリーのデザインによって、彫りの模様をどのようなデザインにするかを考えていきます。

 

最初にジュエリーのデザインをする段階で、彫りの模様を考える時もありますが、私は立体が出来てから彫りの模様を考える事が多いです。
ジュエリー全体のデザインを眺めながら、その盤面にふさわしい模様はどのようなものか、考えるのもまた楽しみの一つなのです。

 

彫りの模様の多くはイタリアフィレンツェの彫金学校のマエストロから学びました。
また学んだベースとなる模様を生かしながら、自分流にアレンジすることもあります。
このペンダントは、彫金学校に在学中に石座への模様彫りをマエストロから学びたく、いくつかシンプルなペンダントやリングをつくり彫刻した作品の一つです。

フィレンツェ彫り リーフネックレス

Pendant-014

シンプルなリーフ(葉)モチーフのネックレスをつくりました。アカンサスの葉や様々な植物の葉は、その造形の美しさからフィレンツェ彫りの代表的なモチーフとして度々扱われています。

 

このリーフネックレスは「Granita」(グラニータ)というフィレンツェ彫りの彫刻技法で装飾しています。
Granireは「粒上にする」という意味。この彫刻技法は主に植物の装飾に施します。
フィレンツェのジュエリーで植物の葉をモチーフとするものの多くは「Granita」という模様をベースに彫刻されています。
Granitaを施してその上から、葉脈を彫っていくのですが「Granita」をベース金属に入れることで、その上に彫刻した葉脈がキラキラとより輝き際立ちます。

 

葉脈を入れる際は、できるだけそのラインがなめらかになるように彫刻していきます。
自然の柔らかで優しい美しさを表現するには、ラインの一本一本の表現がとても大切になってくるからです。
葉脈のラインの方向・位置を決めたらゆるやかにカーブさせながら一度で彫り切っていきます。

 

このシンプルなリーフネックレス。バチカンを付けるとバチカンの存在感の方が大きくなってしまうと考え、チェーンは葉の茎の部分をくるっとカーブさせたデザインにし、その中にチェーンを通しました。

 

フィレンツェ彫り リーフネックレスはこちら

フィレンツェ彫りのネフライトネックレス

Pendant-013

ジェリービーンズのようにゆるやかにカーブしたフォルムのネフライトをルースとして、ネックレスに仕立てました。

 

このネフライトのルースは、もともと中国で制作されたヴィンテージジュエリーに使用されていたもの。
このようなフォルムに研磨された石は珍しく、ヴィンテージならでは魅力があります。
その為、このルースの特徴であるゆるやかにカーブしたフォルムを生かしたネックレスをデザインしました。

 

ルースの両端にはチェーンとルースを連結させるキャップのような金具をデザイン、そのキャップ全体にフィレンツェ彫りを彫刻しました。
キャップの帽子部分にはSetaというシルクラインの彫りを入れることで、丸いフォルムが優しい輝きを放ちます。
また、キャップの淵には装飾的なフィレンツェ彫りを入れることで、デザイン全体をを引き締めています。
キャップをルースの両端に着ける際の角度は、ルースの曲線に合わせた角度にセッティングしており、チェーンとの連結部には立体的な粒の装飾を溶接、その先にチェーンが繋がっています。

 

Setaの輝きはルースのリーンカラーと美しく調和しており、全体的に落ち着いたトーンカラーなので、シックな雰囲気でカジュアルにもフォーマルにも身に着けて頂けるジュエリーとなっています。

 

フィレンツェ彫り ネフライトのネックレスはこちら

 

フィレンツェ彫りの六角形ペンダント

Pendant-012

幾何学的な六角形モチーフのフィレンツェ彫りペンダントをデザイン・制作しました。

 

六角形はバランスの取れた形。「調和・安定」を意味するといわれているそうです。
六角形は、その上下左右斜め、どこに配置しても隣に六角形がおさまります。
フィレンツェの透かし彫りにも「ハチの巣」の形に透かしていく技法があり、私もモチーフとしてはデザインしやすく好きなフォルムです。

 

このペンダントは、フレーム内側のパーツとフレームのデザインを切り替える為に、フレーム内側にはめ込んだパーツの周りは、波型のような曲線の透かしをいれ小さな接点を持たせてフレームの内側に溶接しました。
波型の透かしを入れたことで、ペンダントのデザイン全体に軽やさが出てくると同時に波型の角を洋彫りタガネで削り落として、エッジに輝きをプラスしています。
ペンダントのフレーム部分には、六角形の幾何学フォルムに合わせて幾何学的な三角形を連続させた模様を彫刻しています。

 

ペンダントの中心には、Setaというシルクラインの模様を放射状に入れ、その上から小さな唐草模様の装飾を組み合わせてデザインを描いています。
またバチカンには、フィレンツェ彫りのモチーフであるアカンサスの葉脈の模様を彫刻しました。

 

フィレンツェ彫り ペンダントはこちら

 

フィレンツェ透かし彫りのダイヤネックレス

Pendant-011

フィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)を全面に装飾して天然石を留めたクラシカルスタイルのネックレスです。

 

トップの円形のサイズは約15mmと大きくはありませんが、装飾を重ねたジュエリーはとても存在感がありますので、身に着けて頂くだけで首元を華やかに彩り、透かし彫りの繊細なデザインを存分に楽しんで頂けるネックレスが完成しました。

 

透かし彫りの工程は、Semino(セミーノ)という種のような形の透かしを盤面にデザインし、ドリルで小さな穴を開けて髪の毛程の太さの糸鋸で、一つ一つの穴を透かしていきます。
裏から表からと、糸鋸をやすりの様に動かしながら慎重に透かしていきます。
見える面全てに装飾を施していくのがフィレンツェスタイルのジュエリーです。
透かし彫りが完成しましたら、その余白にサファイアを直接地金に彫り留めで留めて装飾で満たしていきます。
また、淵のフレームにはフィレンツェ彫りを入れて装飾をしていますので、チェーンから揺れるトップがキラキラ輝いて存在感をはなちます。

 

トップにはチェーンを通すバチカンを設けず、直接チェーンを本体に着けたデザインとなっています。
トップにバチカンを設けていないことで、よりトップの円形フォルムに施された装飾が際立ちます。
チェーンとトップを繋げている、小さなカップ状のパーツも手作りで一つ一つ作っています。

 

フィレンツェ透かし彫り サファイアネックレスはこちら