イエローゴールド - treSensi
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フィレンツェ透かし彫りのオーダーメンズリング

Order-020

フィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)を全面に装飾したメンズリングをオーダーにてご注文頂きました。通常ラインのジュエリーは女性用のお品物が中心となっておりますが、男性用のメンズジュエリーはオーダーメイドにてお作りしております。

 

以前、オーダーにてお作りしたメンズリングorder-016をベースに、今回新たなデザイン要素を加えて制作しました。
センターストーンは、お客様がお持ちのトルマリンをK18イエローゴールドの石座で装飾しています。

 

シルバーにイエローゴールドを組み合わせることで、ゴールドの色合いがワンポイントとなりトルマリンを際立たせることができます。
透かし彫りのサークル状のデザインの中心に浮かび上がる、曲線的なダイヤ型のフォルムに合わせて、石座のフォルムも同様の曲線的に少しカーブしたダイヤ型にデザインをしています。そうすることで、リングに違和感なく石座のデザインが溶け込みます。

 

また、リングの両側面にはお客様のご希望で、フィレンツェの紋章でもある百合の紋章をデザインして配置しました。こちらもリング全体のデザインに馴染むように透かし彫りのサークルの中心にバランスよく配置しています。
百合の紋章を際立たせる為に、配置したサークルの周りにはミル打ちを施しています。
またとても小さな百合の紋章ですが、エッジを効かせる為、最後にタガネでなぞる様に彫りを入れてフォルムにメリハリをつけています。

 

フィレンツェ彫りリンサンゴメノウグ

Ring-012

サンゴメノウのリングを制作しました。私は花をモチーフにジュエリーを制作することが多いのですが、こちらのサンゴメノウのルースを見た時に、ルースの中に表現されたサンゴの化石化したフォルムが、すぐに花のイメージを連想させ、その特徴を生かしたリングをデザインしようと思いリングに仕立てました。

 

このサンゴメノウに描かれた模様は、人の手は加わっておらず永い時間をかけて地球の大地が形成したものです。天然石には、人間の手によって作り出される美しいものたちとまた違った、自然の美しさが存在します。

 

このルースを真上から眺めた時に、花模様の柄が片側のみに入っていて、何も描かれていない片側が少し寂しく感じたので、そのサンゴの模様を(お花の模様でもあります)をK18で仕立てて、リングと一体感を持たせるように腕と石座をつなぐ位置に配置して溶接しました。この大きなワンポイントのパーツが、リング全体の中でパッと際立つ印象的なワンポイントになっています。

 

またリングの腕には、深彫りで自然のアイテム(蝶々、植物など)を彫刻しました。こちらは通常の彫りより深めに彫っています。「scavare」(スカバーレ)という彫り方で、同じ場所に何度も鏨をいれて彫りの深さを深くしています。時間と根気と多少の力が必要になってきますが、スカバーレしたジュエリーは、通常の模様彫りよりも立体感がありますので、金属を彫り崩した彫刻物のような重厚感のある雰囲気となります。

 

 

イタリア フィレンツェ彫り マリッジリング

Marriage ring-004

 

8角形のフォルムをしたリングをベースに、フィレンツェ彫りを彫刻したマリッジリング。
8角形のそれぞれの角にあたる部分には、尖ったエッジを無くして触った時の質感や印象を柔らかくするために、丸くくり抜いたような窪みをつけました。

 

リング一周、ぐるりと面で刻んだデザインは、まるで日本の伝統的な切子ガラスの彫刻のようにも見えます。
8面ある板面にはひし形の模様をそれぞれ刻み、中央には光輝く星の模様を彫刻しました。
また、ひし形同士の間に配置された丸い窪みが8面に刻まれた模様を柔らかにぐるりと一周つないでいます。

 

8角のそれぞれの面に刻まれた彫刻がキラキラと光りに反射して輝き、細身のリングですが、身に着けた時に存在感を放ってくれます。
またリングの側面から見た時のフォルムが、柔らかくカーブを描いた美しいフォルムになるように、意識しながらタガネを入れて模様を彫刻しています。
正面から見た時の美しさだけでなく、横や斜めなど様々な角度から見た時の美しさも意識して彫刻を施しました。

 

一点一点手彫りで模様を彫刻しておりますので、機械で彫刻したような左右対称的な精巧さとはまた違ったそれぞれのリングの味や風合いが出て、年月を重ねる毎により愛着を感じ、ご結婚されたお二人の生活がこのリングとともに時間を刻んで頂けたらとても嬉しく思います。

フィレンツェ彫りシェルカメオネックレス

Pendant-019

花のコスチュームジュエリーを美しく身にまとった横顔の女性が描かれたシェルカメオ。そのカメオとリボンのモチーフを組み合わせたネックレスです。

 

私にとってカメオという素材は小さな絵画の様な存在であって、その芸術作品を囲むフレームは額縁の様な存在となるようにデザインしなければならないと考えています。
額縁は被写体を際立たせて、引き締める存在となるように、幾何学的なフィレンツェ彫りの模様を連続させて彫刻しました。
少し深めに金属を彫り崩して彫刻しているので、ヨーロッパの木製アンティークの額縁の様に永い年月を経てきたような雰囲気を感じて頂けるかと思います。

 

ヨーロッパのアンティークの額縁ではその上部にリボンが配置されたヴィクトリアンスタイルのものが多く存在します。
そんなイメージにもインスパイアされて、ネックレスの額縁とチェーンを繋いでいる場所には、K18イエローゴールドで作った小さなリボンを組み合わせて華やかなエッセンスを添えてみました。
このリボンのデザインは金属の固さを感じさせない様、裾は柔らかくなびくようにカーブさせ、蝶結びの結んだ輪の部分もふっくらとしたフォルムになるように意識しながら制作しました。
リボンの中央にはワンポイントのアクセントとして、メレサイズのダイヤモンドを留めました。身に着けて頂くと胸元がパッと華やかになるペンダントが完成しました。

 

フィレンツェ彫り シェルカメオネックレスはこちら

 

フィレンツェ彫りピアス

Earrings-002

蝶結びをモチーフにしたフィレンツェ彫りのピアスを作りました。
100年以上前に作られたアンティークジュエリーにおいて、蝶結びをモチーフとされたジュエリーは多く残っています。蝶結びは「絆」をあらわ蝶すモチーフとして女性達に大変人気のあるアイテムだったそうです。

 

アンティークジュエリーに添えられた蝶結びはとても柔らかいフォルムをしています。
このピアスも金属の固さを感じさせない様、裾は柔らかくなびくようにカーブさせ、蝶結びの結んだ輪の部分もふっくらとしたフォルムになるように意識しながら制作しました。
平面的なものではなく、本当にリボンを結んでいるかのような形を感じて頂けるように立体感を大事にしています。

 

蝶結びの結び目の中央には0.02ctのダイヤモンドを留めており、耳元でキラキラと美しく輝きます。
リボンには、Setaという絹の様に輝くシルクラインの彫りを入れて、リボンのサテンの様に柔らかで優しいテクスチャーを表現しました。
また、リボンの淵にはミル打ちを入れてよりクラシカルな雰囲気に仕上げています。
ルーペで見ないとわからない程の小さくて細かいテクスチャーですが、そういった部分へ細かい装飾を施すことで全体の印象や雰囲気を形作ることができますので、細かい部分まで手を抜かず装飾しました。

 

フィレンツェ彫り 蝶結びのピアスはこちら

フィレンツェ透かし彫りのダイヤネックレス

Pendant-016

フィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)
を施したクラシカルスタイルのダイヤモンドネックレスを制作しました。

 

素材はK18イエローゴールドとホワイトゴールドのコンビジュエリー。
石座とフレームをイエローカラーに、そのイエローを挟みこむようにバランス良くホワイトゴールドカラーを配置して2色のカラーバリエーションを楽しんで頂けるようなデザインとしました。

 

センターダイヤは0.5ct。そのダイヤの周りに、小さなメレダイヤ(0.08ct)を留めています。
メレダイヤが留まっている三角形の金属の盤面はダイヤのサイズギリギリの大きさに透かしていますので、身に着けて頂くとメレダイヤの存在が大変際立ち、肌の上で浮いているかのようにキラキラと輝きます。
透かしのフォルは中央のダイヤを囲むようにデザインしました。その透かし全体のフォルムを見て頂くと太陽やお花のような形が浮かび上がってきます。

 

センターストーンの石座は石を留めた後に、タガネで花びらのようなフォルムに彫刻をしています。
ダイヤモンドを優しく包み込む花びらの様なイメージです。

 

こちらのネックレスは丸いトップのフォルムを際立たせたかったので、チェーンを通すバチカンは設けず、パイプ状の手作りの金具にチェーンを固定して直接本体に設置しました。

フィレンツェ彫りのクロスリング

Ring-010

クロスをモチーフとしたアンティークジュエリーの様にクラシカルでデコラティブなデザインのリングを制作しました。
クロスをモチーフとしたリングをデザイン制作したいと思い、デザイン画をいくつか描いていたとき。
Semino(セミーノ)という種の形をしたフィレンツェの伝統技法である透かし彫りを、4か所十字の形に配置したところクロスのフォルムが浮かび上がりました。

 

100年以上前に作られたアンティークジュエリーにもクロスがモチーフとされたジュエリーは多くあり、聖職者に限らず、身に着ける人を守ってくれるお守りのような存在として好んで身にまとわれる方も多くいたそうです。
私もイタリアに住んでいた時に国内国外、数々の美術館を回ったのですがクロスモチーフのジュエリーの数々を見てその華やかな美しさに目を奪われました。クロスというと神聖なモチーフというイメージが先行しますが、多くの貴族の女性たちを華やかに彩ってきた様子が想像できるようでした。

 

センターにのクロスはのデザインは、透かしのフォルムに合わせて柔らかで曲線的な形に。
そのアウトラインのフォルムに合わせた彫りの模様をクロスの中に彫刻しました。
またクロスの淵部分にはミル打ちを施し装飾を加えています。
クロスの中央にはワンポイントカラーのアクセントとしてルビーを留めています。

 

リングの両腕には、立体的で小さなサイズのK18イエローゴールドのクロスを溶接しています。
リングを指に着けて頂いた時に、指と指の間からちょうどこの小さなゴールドのクロスが見えるようにデザインしました。

 

フィレンツェ彫りクロスリングはこちら

イタリア フィレンツェ彫り マリッジリング

Marriage ring-003

 

月桂樹のリーフをモチーフにしたマリッジリングをつくりました。
月桂樹は古代ローマの頃より、「幸福の木」と言われてきたそうです。
身に着けて頂く方に、いつまでも幸福な気持ちを持ち続けてほしいという想いからこちらのリングをデザインをしました。

 

リングに配置されたリーフはとても小さなサイズなのですが、その一つ一つにグラニータ(Granita)というリーフのテクスチャーを表現するフィレンツェ彫りを彫刻しています。
リング全体を柔らかいフォルムのデザインにしたかったので、月桂樹のリーフとリーフをつなぐ部分は、エッジを取り流線的なフォルムにしました。リーフから次のリーフにつながるまで、途切れた印象を持たせないようにグラデーションのように美しく繋げることを意識してデザインしました。

 

3つのリーフを際立たせるために、こちらのリングはリーフ以外の場所は全て彫刻を施さず光らせて仕上げています。
光った部分と、彫りを入れた部分のテクスチャーの違いを楽しんで頂ければ嬉しく思います。

 

月桂樹のリーフを3つ、バランスよく均等に配置しているので、リングを身に着けた時にどの面が指の上に来ていたとしても、小さな月桂樹の葉っぱが指と指の間から顔を出してくれます。

イタリア フィレンツェ彫り マリッジリング

Marriage ring-002

リング全体のフォルムを八角形にデザインした、クラシカルなマリッジリングです。

 

多角形のマリッジリングをデザインするにあたって、リングの淵側から見た丸いフォルムを崩しすぎず、かつ多角形を感じられるフォルムということで何角形のフォルムがよいのだろうかと考えてみたところ、8角形のフォルムにたどりつきました。
側面それぞれの平らな面には、教会の装飾のようなフィレンツェ彫りを彫刻しています。
また8角形の角の部分はエッジを無くしたかったので、柔らかく丸みを持たせるようにクボミをつけました。

 

8角形それぞれの面に彫刻した唐草の模様。その模様を一つずつ、つなげるようにダイヤ型の模様を彫刻しています。
2つ寄り添う唐草の模様、2つを一つに合わせると心(cuore)のデザインが浮かび上がります。
いつまでも心寄り添うご夫婦でいてほしいという願いからこちらの模様をデザインしました。

 

リングの側面、フィレンツェ彫りを施した部分の周囲にはぐるっと一周ミル打ちを施して、よりクラシカルなリングに仕上げています。
またリングの淵、8角形の角の部分に側面のデザインに合わせて、小さな唐草模様を8カ所彫刻を入れており、側面から見た時の美しさも考えてデザインしました。

イタリア フィレンツェ彫り エンゲージリング

Engagement ring-002

フィレンツェのジュエリーの代表的なモチーフ、アカンサスの植物をモチーフにデザインしたエンゲージリングです。
リングの腕の部分にはアカンサスの葉脈模様を彫刻しています。
アカンサスは、日本では「葉アザミ」という名前の植物で、その葉の形の美しさから古くからフィレンツェジュエリーのモチーフとされてきました。
腕のデザインはトップに配置したダイヤモンドに向かってしなやかに寄り添うように、美しくV字にカーブさせたことで女性的でクラシカルなフィレンツェ彫りのエンゲージリングが完成いたしました。

 

ダイヤモンドは植物から穏やかに垂れる花をイメージして、3ピースバランスよく配置しました。
葉脈の彫りを入れた腕の両側面には、連続する三角形の彫り模様を装飾し、そこから繋がる石座まですべての面に彫りを入れていますので、どこから見ても美しく身に着けて頂くことができます。
またエンゲージリングは将来的にリングサイズのお直しができるように、腕の下には彫りは入れずに仕上げております。

 

こちらのリングは上下どちらの向きでもお使いいただくことができます。
上向きにダイヤを配置するか、下向きに配置するかによって付けた時の印象も変わってきますので、その日の気分によって付け替えを楽しんで頂けます。