コルシーニ庭園で職人の展示会 - treSensi
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コルシーニ庭園で職人の展示会

以前、バッソ要塞で行われた手作り市(Mostra Internazionale dell’Artigianato)に行った時の事を
このブログで書いたのですが(過去の記事はこちら
今回も同様の手作り市(Artigianato e Palazzo 2015)がフィレンツェで開催されるということで足を運んでみました。
「Artigianato」という言葉は、イタリア語で「職人・手工芸・手仕事」などを意味しています。

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Artigianato e Palazzo 2015
2015年5月14~17日 10時~21時まで

 

展示会が開催された場所はコルシーニ庭園です。

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Giardino Corsini
Viale Fratelli Rosselli, 37, 50123 Firenze

 

コルシーニ庭園は12世紀からフィレンツェで活躍していた由緒ある貴族、コルシーニ家の庭園です。
コルシーニ家は羊毛や絹などの貿易業で財をなしたそうです。
18世紀のローマ教皇であったクレメンス12世もコルシーニ家の出身、由緒ある貴族なのです。
現在もその家系は続いていて、この庭園は現在のコルシーニ家女伯爵によって管理されているそうです。
通常は一般公開されていないのですが、この展示会期間中は一般の方もこの庭園に入る事ができるのです!

さて、ここで少し余談ですがこの展示会、家のシニョーラSofiaがすごくおすすめしていて、展示会が開催される
数日前にたまたまこの近くを一緒に歩いていたのもあり、コルシーニ庭園の場所まで案内してくれました。
「ここで開催されるから是非行ってみて、お庭が本当に素敵なのよ」なんて会話を二人でしていたところ
入り口のそばにいた見知らぬ女性がSofiaに話しかけてきました。

イタリア人の多くは初対面同士でも、すぐに打ち解け以前から知り合いだったかのように話をします。
Sofiaもその女性としばらく仲睦まじく話していたのですが(早口なので何を話していたのかはわからず・・・)
その見知らぬ女性は私に突然「イタリア語は話せる?」と聞いてきました。「少しだけ」と答えると何やら色々話しかけて
きたのですが、やっぱり早口なので何を言ってるかわからず・・・。

その女性と別れて帰りの道すがら、Sofiaが「彼女は庭園のオーナーよ」と言いました。
オーナーと言われて、私はあまりピンとこなかったのですが、
このブログを書くにあたって、コルシーニ家の事を色々と調べていたらその見知らぬ女性、
コルシーニ家の現在の女伯爵でした!顔写真を見てあの時の女性だと、ビックリしました!
もっとイタリア語が話せたらたくさんコミュニケーションができたのに・・・・と残念な気持ちに。

イタリアに来てからあと少しで二か月たつのですが(早いですね・・・)日々イタリア人との様々な出会いがある中で
会話が早すぎて何を言ってるかわからない!と思う事が多々あります。
家のシニョーラSofiaはすごくゆっくりわかりやすいイタリア語で話してくれるのでまだわかりやすいのですが、
他のイタリア人はそうはいきません(笑)
質問してみたはいいけど、あまりに早くて長い回答が返ってくるともう会話についていけなくなります・・・。
本当にもったいない!と思いますがその気持ちをモチベーションにイタリア語の
勉強を日々頑張っていますよ。

さて、話を戻して・・・。入り口でチケットを購入して中に進みます。
美しい庭園の中に、小さなテントがたくさん並んでいました。

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天気が曇りなのが残念!
実はこの後大雨に見舞われます・・・。

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レモンの木がたくさんあり、たわわに実をつけていました。
写真に写っている、奥にある邸宅が現在のコルシーニ家のお家だそうです。

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花や木々が丹念に手入れされておりとても美しく、庭園を歩いていると花の香りがして心地よかったです。

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休憩スペースがありました。
飲み物と軽食などを販売するお店も出展しており、そちらで買ったものをここで食べることができます。

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屋外のテントスペースだけではなく、建物の中にも展示スペースが設けられていました。
入り口入ってすぐ、お菓子やさん(Pasticceria)が出展をしていました。

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シチリヤ島バゲリーヤにある1949年創業の老舗のお菓子屋さんです。
パティシエの方が、ホールケーキにクリームを塗っていました。
まるでペンキを塗っているかのような(笑)大きなバケツからクリームをとって、スポンジにコーティングしていました。
don GINO

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写真の右がカンノーロ(cannolo)というシチリアの有名なお菓子です。1個2ユーロ。
小麦粉の生地を揚げた皮の中にリコッタチーズのクリームが入ってます。
左は何というお菓子なのかわかりませんが、固いビスケットの周りがチョコでコーティングされていて
かなり甘かったですが、美味しかったです!こちらは1個1ユーロ。

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ジュエリー、靴に洋服など本当に様々な職人の手によって作られた品物が展示されていました。
また別の建物の中では一軒丸々が、紙の会社の展示ブースとして使われていました。
天井から紙が吊り下げられてディスプレイされており・・・

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紙すきの実演が行われていました。

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実演で作った紙を乾燥させているところ。

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食材から、ファッションまで、展示内容がバラエティに飛んでおり、見ていて飽きることなく楽しかったです。
また庭園も同時に楽しむことができるので、一石二鳥の展示会でした。
毎年この時期に開催されるとのことですので、この時期フィレンツェを訪れる予定のある方は是非
足を運んでみてはいかがでしょうか。

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