Bracelets - treSensi
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フィレンツェ透かし彫りのブレスレット

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透かし彫りを施した10mmほどの小さな丸いデザインと長方形のパーツを組み合わせたブレスレットです。
長方形のパーツは、彫りが入った丸いパーツとのコントラストを感じて頂きたかったので、彫りは入れずにシンプルに光らせて仕上げています。
その為、treSensiのジュエリーの中では比較的モダンな印象のブレスレットが完成いたしました。

 

丸いパーツにはフィレンツェの伝統的な技法、透かし彫り(Traforo Forentino)とフィレンツェ彫り(Incisione)を施しています。
丸いパーツに透かし彫りをすることによって、中央のダイヤ形のフォルムは4点の小さな接点でのみフレームと接して、くっきりとダイヤのような形が浮かび上がっています。
その形はまるで夜空でキラキラと光る小さな星のようだったので、このブレスレットには「Stelline」という名前を付けました。

 

フレームには三角形の模様彫り(Triangolo)を入れて、中央のパーツには星の輝きを感じて頂ける様な模様を彫刻しています。
丸いパーツは表面と同様に、裏面までしっかりとフィレンツェ彫りを彫刻していますので、どちらの面から見ても彫りの美しさを感じて頂けるようになっています。
ブレスレットの金具はT字バーとなっているので、片手で簡単にお付けいただくことが可能です。

 

フィレンツェ透かし彫り ブレスレット「Stelline」はこちら

フィレンツェ彫りのバングル

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フィレンツェ彫りの模様を盤面いっぱいに敷き詰めた、シンプルなバングル。
フィレンツェ彫りの模様の美しさを皆様に知って、見て頂きたいと考えてあえてシンプルなバングルを制作しました。シンプルなバングルであれば彫る面積も広く取ることができ、フィレンツェ彫りの模様を盤面いっぱいに描く事ができると考えたからです。

 

このバングルは、イタリアフィレンツェで学んだGirarino(ジラリーノ)という模様を全面に彫刻しています。
Girarino というイタリア語は、Girare(回す・回転する)に-ino(小さい)という接尾語がついた言葉。
クルッと回った小さな唐草のことを表現しています。
この小さな唐草同志を組み合わせた集合体で、大きなデザインを描いて、ジュエリー盤面の模様を装飾していきます。
唐草の組み合わせ次第で、どのような盤面にも美しくデザインを形成し彫刻していくことができます。

 

この繊細な唐草模様は、setaというシルクラインの彫りの上から彫刻しています。
下地にシルクラインの彫刻を施すことで、より唐草の模様が浮かび上がり協調されて見えてきます。

 

バングルに施された細かい彫りは、身に着けて頂くとキラキラと輝き存在感を放ちます。
バングルのデザインはとてもシンプルなので、服装を選ばずラフでカジュアルなスタイルにも身に着けて頂くことができるかと思います。

フィレンツェ彫りのブレスレット

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イタリアフィレンツェに留学中に制作したブレスレットです。カチッと閉まる開閉式の金具に至るまで全て手作りで制作しています。

 

私が通っていたフィレンツェの彫金学校には、私が敬愛して止まない洋彫りのマエストロがいました。
フィレンツェのその学校へ留学を決めたのも、そのマエストロから洋彫りを習いたかったから。
このブレスレットは、そのマエストロのレッスンで指導を受けながら制作した作品です。

 

日本から持ち込んだアイディアの一つである仏教の模様。私は寺院や仏閣などを訪れるのが昔から好きでした。
ある時、タイの仏教装飾のデザイン集を見つけてその流れるような曲線と凛とした空気感を感じるデザインを見て、この模様をフィレンツェ彫りの技術で彫ってみたいと思うようになりました。

 

正面の彫刻はモチーフがアジアなので、まるで和彫りの様な印象です。
側面の淵の部分は、Scavare(深彫り)をしており、フィレンツェ彫りのモチーフであるアカンサスの模様を彫刻しています。深彫りは何度もタガネを入れて地金を彫り崩すように彫刻していくので、淵の部分の彫りに大変時間がかかりました。
淵に厚みを持たせていることで、大変重厚感のあるブレスレットに仕上がりました。
最後に彫った線を黒く燻すことで、アンティークのように永く使い込まれたブレスレットのような仕上がりになりました。