Seta Mens Order Ring - treSensi
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メンズリング

Seta Mens Order Ring

以前オーダーメイドにて、ご注文頂いたメンズリングをご紹介します。

久しぶりのブログ更新となってしまいました。
もう少し、タイムリーにオーダー品や作品のご紹介をできればよいのですが。。。
制作をしながらだとなかなかまめに更新できずですみません。。。
時間を見つけて過去のオーダーのお品物などもご紹介していけたらと思ってますのでブログの方もチェック頂けたら嬉しく思います!

 

普段私がお作りするお品物は女性向けがほとんどなのですが、メンズジュエリーはオーダーにてお作りしています。男性用は女性用よりシンプルに、でも何かワンポイント特徴を入れることを意識してデザインしています。

今回のオーダーリングは、setaというシルクラインの彫刻をモチーフにしたいとリクエスト頂きました。
Setaは「シルク」の意味でヘアラインの模様のこと。
Rigata(リガータ)という一本の刃に数本の線が刻まれたタガネを用いて、真っすぐ均等に彫刻していきます。鏡面の金属とは違って、光り過ぎずソフトで優しい輝きを放ちます。

お客様からデザインに関してヒアリングをさせて頂き、ラフデザインをいくつか描いてご覧いただきます。当初はリング一点をオーダーのご予定が、デザインを見て気に入って頂き2点お作りすることになりました。

 

まず、一つ目のラフデザインはこちらです。
こんな感じのラフを描いてお伝えしています。特にシルバーは色味がグレー一色なので鉛筆のラフ描きでも、お客様にはだいたいのイメージを受け取って頂けてますがK18はイエローの色味が入るので色を付けることもありますよ。

フィレンツェ彫りのメンズリング

シルクラインの彫りが全面に入り、中央にはフィレンツェジュエリーの代表的なモチーフ葉アザミの葉脈の模様をグルッと一周彫刻しています。
上面は幅広く、存在感を持たせて、手のひら側にかけて少し幅を狭くしているので、指を曲げても干渉しません。
シンプルなデザインですが、葉脈の彫りをワンポイントアクセントとしているので、シンプルながらも飽きのこないデザインとなっています。

 

着用写真を頂きました。
お客様からは、身につけると存在感があってかっこいいですとても喜んで頂けました。

フィレンツェ彫りメンズリング

 

そして、もう一つのデザインはこちらです。

フィレンツェ彫りメンズリングデザイン画

こちらのリングは、よりシンプルなタイプです。
オフィスでスーツスタイルの時にも身につけられるようなミニマムなデザインにしてみました。
シルクラインの彫りが入っている部分は、平らでなく少しだけU字にカーブさせてます。
縁はシンプルに少し斜めに角を落として、ヘアラインのつなぎ目の部分に、アクセントでミルをいれています。

 

シルクラインは、数本のラインが刻まれたタガネで彫っていきます。
ひと彫りすると線が数本一気に入ります。一見簡単な様に思えますが線を真っすぐ、均等な強さに彫らなければなりませんので簡単ではありません。集中しながら少しずつ彫っていきます。

 

完成の着用画像はこちらです。

イタリアフィレンツェのジュエリーは、全面彫りを入れたり石を留めたり装飾でいっぱいにすることが多いのですが
今回のデザインは、あえて彫りを入れている部分と鏡面で残す部分を作りました。そうすることで、地金の光っている場所とシルクラインのコントラストがとても美しくなりました。

 

オーダージュエリーは、お客様と一緒に一つだけのものを作り上げていきます。納期はそれなりに頂いてしまいますが、出来上がった時の感動もひとしおです。もし気になるものがございましたら、お気軽にウェブのコンダクトのページからご連絡ください。

 

イタリアフィレンツェ彫りのリングをもっと見たい方は、こちらをどうぞ。

 

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