ボロシリケイトガラスという強度の高い強化ガラスを中央にセッティングしたペンダントトップです。
イタリアフィレンツェに留学中に、デザイン制作した作品になります。
イタリアフィレンツェの彫金学校では、最初基礎的な作業からスタートします。
経験の有無に関わらず、最初は皆同じ場所からのスタートです。
加工の経験によって、それぞれ進む速度は変わってくるので、私は半年くらい経過してからようやく少しずつ自分のデザインした作品を作ることができるようになっていきました。
イタリアに居る事のできる期間は限られていましたので、たくさんのアイディアはイタリアへ渡る前から日本で準備していました。
こちらの作品は、フィレンツェでデザインした最初の作品であり、treSensiのシンボルの様な存在になっています。
中央には約10mmのガラス、そしてメレサイズの石を周りにバランスよく配置しました。
中央のガラスの周りには、空間の余白を設けています。
私はいつもジュエリーのデザインを考える時に空間の余白の美しさを大事にするようにしています。
そして、もう一つ心がけている事、それはジュエリーにはある程度の厚みを持たせたいと考えているので、ジュエリーの淵となる一番外側の場所には、ぐるっと囲むように取り巻きで石座を作りメレサイズの石を留めています。
ジュエリーの外側の部分に厚みの比重を持たせることで、手に持った時にしっかりとした存在感を感じて頂くことができます。