クロス - treSensi
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フィレンツェ彫りのクロスリング

Ring-010

クロスをモチーフとしたアンティークジュエリーの様にクラシカルでデコラティブなデザインのリングを制作しました。
クロスをモチーフとしたリングをデザイン制作したいと思い、デザイン画をいくつか描いていたとき。
Semino(セミーノ)という種の形をしたフィレンツェの伝統技法である透かし彫りを、4か所十字の形に配置したところクロスのフォルムが浮かび上がりました。

 

100年以上前に作られたアンティークジュエリーにもクロスがモチーフとされたジュエリーは多くあり、聖職者に限らず、身に着ける人を守ってくれるお守りのような存在として好んで身にまとわれる方も多くいたそうです。
私もイタリアに住んでいた時に国内国外、数々の美術館を回ったのですがクロスモチーフのジュエリーの数々を見てその華やかな美しさに目を奪われました。クロスというと神聖なモチーフというイメージが先行しますが、多くの貴族の女性たちを華やかに彩ってきた様子が想像できるようでした。

 

センターにのクロスはのデザインは、透かしのフォルムに合わせて柔らかで曲線的な形に。
そのアウトラインのフォルムに合わせた彫りの模様をクロスの中に彫刻しました。
またクロスの淵部分にはミル打ちを施し装飾を加えています。
クロスの中央にはワンポイントカラーのアクセントとしてルビーを留めています。

 

リングの両腕には、立体的で小さなサイズのK18イエローゴールドのクロスを溶接しています。
リングを指に着けて頂いた時に、指と指の間からちょうどこの小さなゴールドのクロスが見えるようにデザインしました。

 

フィレンツェ彫りクロスリングはこちら

クロスとダイヤモンドのネックレス

Order-003

お客様がお使いにならずに大事にしまって保管されていた、ダイヤモンドのプラチナ900リングを今回新たにネックレスへとリフォームさせて頂きました。
お客様は普段から、クロスのモチーフをお守りのアイテムとされているということでしたので、クロスをメインのモチーフとしたデザインをご提案させて頂きました。
また揺れるアイテムをご希望とお聞きしたので、リングに使われていたダイヤモンド3ピースをバランスよく配置して、クロスとダイヤの石座を丸環で繋いで揺れるタイプのネックレスをお作りしました。

 

全体的にクラシカルな印象になるように、センターストーンの両脇に留めた覆輪留めの石座は爪を倒してから、ミルを打って女性らしい柔らかな印象になるよう仕上げています。
石座のデザインに合わせて、クロスモチーフの淵の部分にもミルを施してネックレス全体に統一感を持たせました。

 

またこちらのネックレスは、ダイヤとクロスモチーフを際立たせたかったのでチェーンを通すバチカンはあえて作らず直接石座とチェーンを繋いだデザインとしました。

 

眠っていたリングが、ダイヤモンドの美しい輝き・クロスの揺れる輝きが共鳴する大変美しいネックレスに生まれ変わり、ご満足頂くことができました。