リング全体のフォルムを八角形にデザインした、クラシカルなマリッジリングです。
多角形のマリッジリングをデザインするにあたって、リングの淵側から見た丸いフォルムを崩しすぎず、かつ多角形を感じられるフォルムということで何角形のフォルムがよいのだろうかと考えてみたところ、8角形のフォルムにたどりつきました。
側面それぞれの平らな面には、教会の装飾のようなフィレンツェ彫りを彫刻しています。
また8角形の角の部分はエッジを無くしたかったので、柔らかく丸みを持たせるようにクボミをつけました。
8角形それぞれの面に彫刻した唐草の模様。その模様を一つずつ、つなげるようにダイヤ型の模様を彫刻しています。
2つ寄り添う唐草の模様、2つを一つに合わせると心(cuore)のデザインが浮かび上がります。
いつまでも心寄り添うご夫婦でいてほしいという願いからこちらの模様をデザインしました。
リングの側面、フィレンツェ彫りを施した部分の周囲にはぐるっと一周ミル打ちを施して、よりクラシカルなリングに仕上げています。
またリングの淵、8角形の角の部分に側面のデザインに合わせて、小さな唐草模様を8カ所彫刻を入れており、側面から見た時の美しさも考えてデザインしました。