幾何学的なダイヤ型のフォルムを連続させてデザインしたマリッジリングです。
連続させたダイヤ型のフォルムに、より立体感を持たせたいと考えて、フォルムに沿いながらすり出しをして立体感を出しています。
一つ一つのフォルムをヤスリですり出していくと、側面(リングの淵の部分)のフォルムにも影響が出てきますので、側面を見ながらより美しいフォルムになるように考えながら、すり出していきました。
リングの淵を見た時に、ヤスリですり出した場所に出てくるのは山のような形、そのエッジラインをあまりシャープな印象にしたくなかったので、すり出した面も完全な平でなく、少し丸みを持たせて柔らかい印象になるようにしています。
ダイヤ型のフォルムの周りには粒の装飾、ミル打ちを施してクラシカルな装いにしました。
またダイヤ型フォルムの面にはSetaというシルクラインの彫りを入れて優しい光を演出しています。
このマリッジリングのデザインは、立体的にすり出した部分のメリハリを楽しんで頂きたいと考えましたので、すり出した面にはあえて彫りを入れずそのまま磨いて光らせています。
身に着けて頂くと、立体的で幾何学的なフォルムを楽しんで頂くことができるかと思います。