オーストラリア産ブラックオパールの中でも、細かな色斑がまるで可憐な花々が咲き誇るように広がる「フローラルパターン」を持つルースを主役に制作したリングです。赤やグリーン、ブルーが複雑に重なり合い その色合いは光の角度によって表情を変え、見るたびに新たな発見をもたらしてくれます。
このオパールの豊かな色彩を引き立てるため、石座の周囲にはアラベスク模様の透かし彫りを施しました。流れるような曲線で構成された透かしの中には、オパールの両脇にホワイトゴールドでかたどった小さな花を添え、静かな華やかさと奥行きを与えています。これらの意匠は、イタリア留学時代にフィレンツェの美術館で目にした中世写本装飾の美しさから着想を得たものです。
金属という硬質な素材の中に、写本装飾特有の柔らかな線の動きや繊細な陰影を表現するため、線の太さや間隔、立体感のバランスに細心の注意を払いながら透かし模様を仕立てました。また、リングサイズやオパールの形状に柔軟に対応できるよう、透かし彫りは全周には施さず、腕の下部にはアラベスクの流れから自然につながるハートモチーフを取り入れています。装飾性と実用性を両立させながら、どの角度から見ても美しく、永く身に着けていただける一点もののリングに仕上げました。
本作品で使用しているオパールは、オパール専門店 OPAL STREET 様よりご提供いただいています。
オーダーの際にお客様ご自身で選ばれたオパールや、制作内容に応じて用いているオパールなど、それぞれの作品に合わせた形で使用しています。
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