スカルツォの回廊(Chiostro dello Scalzo)
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スカルツォの回廊(Chiostro dello Scalzo)

サン・マルコ美術館へ行った日に、近くにある「洗礼者ヨハネ信心会」の修道院回廊まで足をのばしました。
(サン・マルコ美術館は、肝心の写真が足りなかったのでまた後日再訪してから記事を書きたいと思います。)

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Chiostro dello Scalzo
Via Cavour 69, 50123 Firenze

 

サン・マルコ美術館の出口からすぐの場所にあります。
入り口から中に入って自分の名前を記帳し、パンフレットをもらいます。

回廊の壁面には「洗礼者ヨハネ信心会」とフィレンツェの守護聖人である「洗礼者ヨハネの生涯」がモノクロで
描かれています。単色使いのフレスコ画です。

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回廊入ってすぐのところ。
このフレスコ画はフィレンツェ出身の画家アンドレア・デル・サルト(Andrea del Sarto)が描いています。
「洗礼者ヨハネの生涯」と題されています。
1509年頃~1523年にかけて描かれたといわれています。

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スカルツォとはイタリア語で裸足のこと。
「洗礼者ヨハネ信心会」は裸足でキリストの様に十字架をかついで行進を行っていたそうです。
モノクロで描かれたフレスコ画は見ていてとても心穏やかな気持ちになります。
人もあまりいなかったのでゆっくりと見ることができました。

画家アンドレア・デル・サルトのデッサン力の高さに感心するばかりです。

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たびたび学生たちがデッサンをしにこの回廊を訪れるそうですが、それも納得です。
私も予備校生の頃鉛筆でデッサンを毎日のように書いていました。
単色で空間と色味を感じさせねばならないので、モノクロのデッサンには本当に苦労しました。

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入館料は無料です。サン・マルコ美術館に行かれた際には近くですので、是非立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

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